またひとつ夢の舞台へ 2018IRONMAN Cairns
ブログタイトルにあるIRONMANの舞台。
ついに今年、アイアンマンケアンズ を完走しIRONMAN になれました。
レース前後日談はまた改めて書くかもしれませんが、今回は2018アイアンマンケアンズ のレース当日の様子を書き留めたいと思います。
レース当日は早朝3:00起き。2人部屋でルームメイトは同じツアーで日本から参加しているエイジグループがひとつ下の選手。前日は19:00に就寝し、しっかり睡眠がとれたため調子が良い。
朝ごはんはホテルで準備してくれたものがあるがシリアルとビスケットという恐ろしく軽いものだったためパス。代わりに日本から持ってきたおかゆと味噌汁、ルームメイトから貰ったバナナを食べる。あとは、レース前にルーティンにしているパワーバーのエネジャイズを2本、アミノバイタルのパーフェクトゼリーを1本食べた。お互いにレースナンバーを貼り気持ちが高まる。
4:30、ホテルの前から出ているバスに乗って、ケアンズから40分ほどのところにあるスイムのスタート地点パームコーブに向かう。1時間早くスタートするアイアンマンケアンズ 70.3の選手たちは既に準備を整え始めていた。
5:00頃、スタート地点近くのT1に到着したアイアンマンの選手は少なかったため、ゆっくりとトイレやボトルの設置、空気入れがてきた。1時間ほど経った頃はトイレも列ができるまで選手たちが集まってきた。日の出は6:40頃。
7:00、既に空には日が昇り始めている。スタートまで45分前になり、ケアンズで知り合った強豪エイジグルーパーのKさんと落ち合い試泳する。波は昨日より穏やかに感じた。
7:35、プロ選手がスタート。波をもろともせずあっという間に消えてゆく。エイジグループのウェーブは4つに分かれている。
7:45、誘われて思わず第1ウェーブからスタート。3秒間隔2列で2人ずつビーチスタートしていく。行きは左呼吸のため日差しが眩しい。ブイから次なブイまでがとても長く感じた。折り返し付近では波をくぐるように泳げていたような気がする。ひたすら抜かれ続けたけれどバトルにはならないほど広く、海中の視界はほぼない。
折り返すと潮流に乗ってぐんぐんと進み始める。息継ぎも1/2ペースに落とし、温存しながら進む。しかし、ブイを見失い、蛇行することもあり思った以上に時間がかかった。
さて、スイムアップも耳までスイムキャップでしっかり隠していたためか、元気に上がってこられた。バイクバックをラックから取り、テントの中でウェットスーツを脱ぐ。用意していた補給食を食べて、トライスーツのポケットにパワーバージェルを10本仕込み、ヘルメットをかぶって、バイクシューズでバイクまで走る。バイクを取るとこれから180kmの旅が始まった。
バイクコースはツアーでケアンズ到着当日にバスで試走していたため、落ち着いて進むことができた。目標は平均36km/hだったけれど、18km地点を過ぎてオーバーペースに気づき、ペースを落とす。サドル後ろのボトルが飛んでいく懸念があったのだけれども、これも的中し、序盤で紛失。
30km過ぎからは車体に取り付けられているゲージと、腕の間にあるボトルのみになる。この準備していた飲み物が濃く、補給がうまくいかない。ジェルは20kmにつき1本、淡々と飲む。
50km付近の補給で腕の間のボトルも落下。エイドで受け取れるボトルはサイズが合わないため設置できない。ここから備え付けのゲージのみになった。
それからは、エイドでボトルをもらう→ゲージに補給→サドル後ろのゲージに挿す。の繰り返しで進み続ける。エイドでもらうドリンクとの相性が良かったためか、足をつることもなく、最後のT2まで走り切った。ふらふらもしない、これからフルマラソン走れる。
ランギアバックをラックから取り、テントでランシューズに履き替えていると、ボランティアのオーストラリア?の子に「日本人ですか?」と日本語で話しかけられた、「日焼け止め塗りますか?」と。断ってしまったけれど、「頑張って下さい!」と日本語で気遣ってくれているのが嬉しくて、笑顔で「ありがとう!」と話した。そして、ランが始まった。
目標はキロ5分、予定通りに10km弱進んだところで、右手の小指と薬指が痺れ始める。2年前の五島で経験があった、肺水腫だ。どうあがいても、逃れられない頭がフラフラしてくる。とりあえずペースをキロ6分に落とし、エイドで体に水を掛け、水分を多く取りながら走り続ける。
2年前はゴール後、救急搬送されたため、今回は途中リタイアを考えながら走り続けていたけれど、28km過ぎから日が暮れ始めた。日差しがなくなると症状も収まり始め、少しずつ走る気力が湧いてきた。33km過ぎはもうとっぷりと日が暮れ、周りの選手も気にならなくなり、マイペースに走り続けた。
ゴール手前の直線に入ると、嬉しさがこみ上げてきた。やっと完走できる。一時諦め掛けていたけれど、タイムも2年前の五島を大きく上回っていることも分かっていた。ゴールゲートをくぐり、大きく「TOMOHITO IKEDA」と呼ばれると、気持ちが高ぶり、両手を上げて笑顔でゴールできた。
たくさんの人の応援と、多くの方の協力と、家族、職場の理解があって完走できたことを心から感謝しています。どうもありがとうございました。また、新たな目標に向かってこれから進み続けます。
1分13秒
フルマラソンの自己ベスト(PB)を縮めることが出来た。
2018年4月8日(日)
おやま思川ざくらマラソン
記録:3時間14分2秒
強風吹きすさぶ中、思川沿いの桜がまだ残っており、景色が気分を高めてくれる。フルマラソンのコースは狭い土手を降りたり登ったりを繰り返す。
ふと、土手を見上げると、一面に広がる菜の花の上には、青い空だけが広がっていた。走っていなければ見ることがなかったであろう景色に胸が震えた。
昨シーズンはフルマラソンの出場がなかったので、1年半ぶりのマラソンだった。レースで結果を出すことが出来て、素直に嬉しさが込み上げた。
今年はトライアスロンを始めてからの夢の舞台だったアイアンマンにチャレンジする。舞台はオーストラリアのケアンズ
。これからできることをしっかり積み上げて、本番は最高に楽しみたい!
定価12万円のバイクで挑んだ世界選手権
8月27日(日)AM6:35 カナダ・ペンティクトン
on your mark...
世界ロングディスタンストライアスロン選手権エイジグループがスタートした。
水は冷たい。
泳げないほどではないが、周りがやはり速い。あせらず、マイペースに進める。
3kmワンウェイコースは初めて。半分手前から日が昇り、ブイが見えにくくなる。
比較的大回りで泳ぎつつ、マイペースに泳ぎ続けた。とにかく抜かれ続ける。
スイムアップは足がつり、平衡感覚を失う。ボランティアさんが2人でウェットを脱がせてもらい。何度か「Are you ok?」と聞かれつつOKと答え、何とかバイクのトランジットへ。
得意のバイク。しかしながら、周りの高速状態に驚く。Ave34km/hで最初の平地区間24kmを終える。
周回コースに入った50km地点。
後輪の空気圧が下がっていることに気づく。
パンクだ。
すぐに停止し、スペアチューブに取り替えるも、空気入れが上手く操作できず、バルブが曲がってしまい、もはや出来ることがなくなった。本気でリタイヤを考える。
停止後、すぐ後ろにいたマーシャルにパンクした事を伝えると、すぐにサポートカーに連絡を取ってもらいすぐ来るとのこと。しかし、来ない。
10分ほどすると「大丈夫ですか?」とある日本人選手が止まってくれた。「僕もこれで最後ですが、このチューブを使って下さい!」と言う。信じられない気持ちでいっぱいになった。空気が入れられない旨を伝えると、「CO2ボンベしかありませんが、使って下さい」と渡された。「あとはボンベに付けるものだけ日本人に借りて下さい。もうタイムを気にせずに頑張りましょう」
負けられない気持ちだけでなく、完走しなければならい気持ちが日本人の皆にある。
気分は瞬く間に晴れていった。
声をかけられてから5分後、サポートカーが来た。迅速かつ無駄のない対応ですぐに空気を入れて、再出発できた。
レース後確認すると、停止していたのは22分間だった。
パンク後のバイクパートは順調にごぼう抜きする展開で、安心して進む。景色を楽しむ余裕も出てきた。
バイク120km終えて、ラン30kmへ。
10kmの周回コースに加え、折り返しが多く、何度も日本人選手と互いに声を掛け合う。観客の賑やかな応援も相まって、楽しくランを目標タイム+5分で終えられた。悪くない。
バイクは停止時間を除くと、目標タイムで終えていたので、ランの足が残っているか心配だったが、問題はなかった。
世界の壁が高いなら、登っていこう。いや、登ってやる。と思えた楽しい6日間でした。共に過ごしたルームメイト、日本選手団、スタッフ、そして日本からたくさんの応援と励ましがあったことに感謝します。
これからも前に進み続けます。
アイアンマンハワイに向けて…。
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こちらからリザルト確認出来ます。
BIBナンバーは5036です。
https://www.sportstats.ca/display-results.xhtml?raceid=45827
自己ベストを更新する
12月11日(日)晴れ 気温10度/−1度
第12回さのマラソン 完走
記録 3時間15分15秒
スタート前。
気温は例年並み。
日差しがあるから走るにはちょうど良い。
一年前と変わらないスタート位置に立つ。緊張はない。
練習前と同じようにスタートの合図を待つ。
左手の甲にびっしりと自己ベストのラップタイムを書き込んだ。
5km刻み。何時間後には何キロ先にいる。
にわかに押し寄せる現実に、不安が頭をかすめる。
9:30。スタート。
昨年よりも多いらしい参加者が波のように陸上競技場を後にする。
サブ3を狙った昨年は、前半で飛ばし20km過ぎから失速した。
今年は1秒でも自己ベストを狙う。目標は3時間18分。
昨年のさのマラソンの後、サブ3が出したくて、4ヶ月後には次のマラソンに参加していた。
結果は惨敗。
自己ベストにすら届かなかった。
わずか4ヶ月。
自己ベストを出せる体調管理が出来なかった。
数ヶ月間後に、同じタイムを出せることがどれだけ難しいのか。
サブ3がとても遠いモノに思えた。
今年の5月からトライアスロンシーズンが始まり、
目標だったロングの完走を、6月五島長崎で果たせた。
2017年世界選手権の切符のおまけまでついて。
世界選手権に出られる。
知ったのは、11月上旬。
以降、ロングのタイムを1秒でも縮めることを真剣に考え始めた。
情報を集めつつも、決して情報に飲まれないように。
少しでも楽しく練習をこなせるように。
迎えた12月11日日曜日、第12回さのマラソン。
同じ場所を走る。去年の自分と比較出来る。
自己ベストを1分1秒縮める事がどれだけ難しいのか。
今年狙うのは、自己ベストの更新。
結果、3分13秒。
自己ベストを更新した。
狙って獲りにいった記録。
経験がトレーニングに与えるであろう変化にワクワクしている。
スイムとバイクに時間を割いて、1秒でもタイムを縮める為に。
1週間のフォーム修正(スイム)
トライアスロンの種目スイムに1週間充てて、今までの我流だったフォームの修正を図った。
主な修正点は以下の通り
・お尻が下がってる!
腹筋に力を入れて
・2回に1回呼吸でのタイミング
右の呼吸の時の腕のカキが遅い
・呼吸しない方の手が伸びすぎてるから
タイミングよく
・頭が出過ぎてる!
頭が出ない方が早く泳げる
目線が前に行き過ぎてる
↑これだと波が来ちゃう
【おへそを見て泳ぐ】イメージ
・今は足が下がってる
バタ足が全く見えない
もったいない!
・足を上がるためには
腹筋に力を入れる事
・左手かいたときに手首ひねってる
このまま入水しちゃうとダメ
手首はまっすぐに入水
・足は小指どうしをくっつけて
・呼吸をする時にちょっと前を見るくせがある
・体がVの字になっている
お腹が下がっている
→お腹に力を入れて体を伸ばす
以上の10点の指摘を意識して1週間取り組んで気づいたこと。
・長い距離を楽に泳げるようになっている。
・距離を泳いでいるとフォームが安定していないため、余計な力を使っている。
フォームの改善によりますます、伸びしろを体感出来た。少しずつだけど着実に改善されたフォームを身に付けていきます!
明日からまたスイム練再開です♪
ここから。
昨年の2015年に初めて参加したトライアスロン大会。
2015年度成績
7.19 第28回秋田トライアスロン芭蕉レース象潟大会 完走
Time 2:17:48 (1stRun[2.8km]12:06 Bike[40km]1:31:36 2ndRun[10km]34:06)
9.26 第2回九十九里トライアスロン大会 完走
Time 2:36:26 (Swim[1.5km]34:13 Bike[42km]1:20:31 Run[10km]41:42)
12.13 第11回さのマラソン大会 完走
Time 3:18:28[PB]
21:20 21:22 21:49 21:32 24:13 24:55 24:39 26:58
3.13 第4回サンスポ古河はなももマラソン大会 完走
Time 3:27:36
22:10 21:14 21:32 22:42 26:45 24:38 28:42 28:05
秋田トライアスロン:初トラ
九十九里トライアスロン:納得の出来るタイム
さのマラソン:自己ベストを更新
古河マラソン:怪我に悩ませられての完走
ブログタイトルにしたIRONMAN(アイアンマン)。今年参加を考えていたアイアンマンジャパンが中止となったため、アイアンマンケアンズ他、海外のアイアンマンへの参加を目指す。今年は五島長崎国際トライアスロン大会のスイム3.8km、バイク180km、ラン42kmの完走が目標。
練習を重ねていくうちに、1人で練習メニューを組んでいると、タイムが伸び悩む壁にぶつかる。そんなことを話していると、友達の同僚である元スポーツトレーナーとご飯を食べた。ご飯を食べながらメモ_φ(・_・
伸び悩むタイムだけでなく、ざっくばらんに会話が弾んだ。スイムをフォームを修正することだけでなく、取り組んでいけることから始めてみよう♪( ´▽`)